マインクラフト統合版サーバーからjava版サーバーへ
ただただ大変だった。
事の発端は酷暑のある日。
ぼくはクーラーで冷えたお家で夏休を謳歌していた。そんな中ある人は言った。
「マイクラやりたい」と。
そう、ひと昔前に流行り、今なおVtuberなどがやっているあのゲーム。minecraftである。
https://www.minecraft.net/ja-jp/
このマインクラフトというゲーム、バージョンがいろいろある。
- 昔からあるjava版
- スマホ、win10、swichなどでクロスプレイができる BE版(統合版)
スマホはもともとPEって呼ばれていたやつ。win10はUWPアプリバージョンが統合された。
重要なことは、java版と統合版は一緒に遊べないという事。
java版向けに作ったサーバーに統合版は入れないし、逆もまた同じ。
で、サーバーを作ろうと思ったぼくは初めに統合版でサーバーを作った。
むかーしむかしPE版でサーバーを作ろうとして挫折したのでリベンジしようと思った。
しかしこれはぼくの独断であり周りから求められてはいなかったことを後に知る…。
まずは統合版のサーバーの建て方手順をここにメモります。
OSはubuntu server 16.04 LTS
- ubuntu にログインしたらとりあえずupdate と upgrade
- 必要になるvsftpd をインストール 参考 $sudo apt-get install vsftpd
- BE版サーバーデータをダウンロード コチラ
- とりあえず $LD_LIBRARY_PATH=. ./bedrock_server
- たぶん動かない。
- エラーの原因を一つ一つ潰していく 参考 コチラ コチラ
- 基本的にソフトのインストールはしない。パッケージから必要なものを引っ張ってくるだけ。
- 起動。
ざっくりとですがこんな感じ。大変なのは6~先。openssl の最新バージョンを拾ってくるとか、gccを入れ忘れるとか、なんかもういろいろ試行錯誤して大変だった。
で、とりあえず動いたので数日運用してました。
・・・マイクラに沼っていたある日、ある人がjava版のマイクラを買ったと申した。
ぼくはjava版を買えば統合版も付いてくると思っていたので貰う方法を調べて統合版をやるように促した。
しかし彼は統合版を手に入れることは出来なかった。java版を買って統合版が貰えるのは期間限定だったのだ!!
よって彼はハブられてしまった。せっかくマイクラ買ったのに。
そのまま放置するわけにもいかず、統合版を持っていた大半がjava版を持っていたので移行作戦を考案。
しかしある人は言った。「今のワールドデータじゃなくなったらやらなーい」
・・・マジカヨ。
あろうことか統合版のワールドデータをjava版に引き継げと申された。
ここから私のググり力が試された。
java版のサーバーを建てること自体は昔にもやったので苦労は無かった。が、ワールド引継ぎはヤバい。
三時間以上PCに張り付いて調べてた結果、最強のツールを見つけた。
java版と統合版のワールドデータを変換してどちら版にもできるという優れもの。先人の方には感謝しかない。英語だけど。
これを使うために、サーバーにある統合版のワールドデータをwin10PCのマイクラアプリ内に保存して上のソフトで読み込み、java版に変換した。
あとは普通にubuntuにopenjdk-8-jreを入れてワールドデータを放り込み、起動すると…
大体元通りのサーバーが出来上がり!!
…村人が居なくなったり、柵がおかしかったり、スポーンブロックが死んでいたりしたので一旦クリエイティブで修正して稼働させました。
めでたしめでたし。
今回のことで得られた教訓はなにかみんなで使うものを用意するときはきちんと意見を聞きましょう、ということ。
気を付けましょう。
もし同じような状況になっていたり、統合版のサーバー設置で困っている方がいらっしゃいましたらコメントまでどうぞ。なにか役に立つかもしれません。