ガンダム、動く。

こんにちは、神奈川を離れるまでもうすぐ。

離れる前に行っておかなければならない場所といえば。

GUNDAM FACTORY YOKOHAMAです。

横浜の山下ふ頭にある動く実物大ガンダム。

実物大のガンダムが初めて展示されたのが2009年。お台場で眺めていたあの頃はまだ中学生。

その後も静岡やお台場ダイバーシティなど場所を変えつつ数年。

実物大ユニコーンガンダムも展示されて更に数年。

初めて大地に立ってから10年以上の時を経てついに動くところまで。私はもうすぐ社会人。

ガンダムは動けるようになったが、この10年で「私はどう進化したんだろう」なんて思いながら行ってきました。

 

動くガンダム。まずは実際に動く様子をコチラから。

動作はこれだけではありませんが、全ての動きにすると長いので。

動画で見ても迫力がありますが、実際に見に行くともっとすごい。

18mという大きさは確かに大きいのですが、大きさだけではない迫力があります。

特に動画のように目が合う位置で見ると感動モノです。

 

ガンダムを良く知っている人から見るとデザインがアニメなどと異なることはすぐに分かるでしょう。

このデザインについての賛否はともかく、今出来る技術で動かすためのデザインであるという事で私はとても納得しています。

ガンダムという大まかな形を残しつつ、動く形へ仕上げられていてそのバランス感覚が素晴らしいなぁと。

 

とにかく、入場して近くで見るだけなら1500円くらいなので近くに行った際にはぜひ寄ってみてほしいと思います。

ガンダム好きはもちろん、ロボットに興味がある人や機械に興味のある人は見て損は無いです。

お台場では立っているだけだったガンダムの動く姿、今の技術の塊。ぜひ。 

 

さて、通りがかった人へ向けた内容はここまでにしてここからは自己満足のために詳細や思った事、感じた事を写真を交えながら書いていきましょう。

 

まず初めにこのガンダム、実はちゃんと大地に立ってない。

確かに動いてはいるものの、その自重は腰に繋がったドックが支えてる。これが富野監督がオープンセレモニーのあいさつで「ごめんなさい」って言っていた理由の一つ。

正直僕はこの実際には立ってないという事実に安心した。まだ現実になってないって。まだガンダムは完成してないって。

ガンダムを見た大体の人が思うであろう夢、実際のガンダムを見たいとか動かしたいとか作りたいとか。

例に漏れず僕もその一人。実物大を作ったり動かしたりしたいという夢がある。

2014年頃にこの実物大ガンダムを動かすというプロジェクトを知った時、自分の夢が自分の手の届かないところで進んで終わってしまうんじゃないかと思って期待と同時に不安や無力感みたいなものがあった。

正直今でも悔しいけど。このプロジェクトの技術的な部分に関われていないのは。

とはいえただの一般大学生、大した技術力もないのでこれは自分の努力不足。

でも実際に今回のガンダムを見て、まだ改善点がある、自分の理想とする動き、形ではないことが分かった。

まだ夢は叶ってなかった。まだいろいろな技術を勉強する意味があるなって思いました。

こう思えただけでも見る価値はあったなぁと。

めっちゃ上から目線でゴメンナサイ。。。

 

さて、今回のガンダムを詳しく見てみましょう。

格納状態の上半身。

コクピットへつながるドックの足場が良い味を出してます。

動くにあたって大分痩せたなぁという印象を受けました。全体的にシュっとしてます。

肩からはみ出るモーター部分をあえて隠さないのが面白いなぁと思います。普通ガンダムを作るってなったら隠そうとしちゃいそうなのに。

他にも各種駆動部分を装甲で隠そうとしていないのは、やっぱりそれを見せたい、見たがる人が多いだろうと思っての事なんでしょうか。

あと個人的には胸部のダクトが結構寝てるなぁというのが気になったポイント。ボディの中は部品が詰まってるからそれを守るための蓋としてこの形なのかなぁと思ったり。

 

手と腰まわり。

今回マジですごいと思ったのがこの手。 手だけでガンダムだって分かる形をしてる。

そしてこれが動いちゃうんだからもうすごい。本当に。

これから一年くらいこの手が動き続けるので、その一年後にどういう劣化をするのかも結構気になるところ。

まぁ実際に劣化した部品を見ることは出来ないんでしょうが。メンテナンスとかで交換されちゃいそう。

腕はかなり細くされた後に中身の形に合わせたような複雑な形状。プラモになったらバリ処理が大変そう。

 

足は全体的に細くなったものの、大体元の形状と変わらず。

ただ膝のパーツがかなり上下に伸びてますね。これで足のバランスが整って見えるらしい。

足裏は極限まで削られてました。実際に立たない故に一番削りたい部分になったのでしょうか。

太ももの装甲がスライドするのを実際に取り入れられたのはプラモを作っていた身からすると熱いところ。

 

全体的に腕や足を動かすために軽量化がされたデザインです。もし実際に立たせて動かす場合にはまた違った形状が必要になるのでしょう。足とか全体的に太くなりそう。

 

そうそう、足元にあったこのボタン。

緊急停止ボタンっぽい。 正面と左右に一か所ずつ。あとドックの展望デッキとかにもありました。

安全を考慮した作り故に置かれたこのボタン。地震とかがあったら押されるのかな。

このボタンを見て、ちゃんと動く機械なんだなぁとしみじみ思ったりした。

 

もちろん展望デッキにも行きました。チケットが3000円くらいで結構高いんですけど、せっかくなんで。

このデッキから見る頭部は地上から見るより迫力がありますね。

メインカメラや目の部分が光っているとワクワクします。カッコイイ。

 

こちら日が落ちてからの全体図。

日が落ちるとデッキのライトが点灯するので、より作業中ぽさが出ていいなぁと思いました。

退場する前に最後に引きで一枚。

RX100M3で撮影するRX78F00というのもなんとも乙なものです。

今回の記事はガンダムのみを取り上げて書いてみました。次回はこの周りにあったブースに触れていこうと思います。

まだまだ語りたいと思うものの言語化できないのがもどかしいところ。

それではまた次回で。

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